膝痛の原因は周りに隠れてまくっている!
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
皆様台風のでしたが、大丈夫だったでしょうか?
草津の方は15時頃、雨風がだいぶ強くなっていました!
今はだいぶ雨も風も落ち着いてきましたね。
今は静岡に上陸し記録的な暴風や大雨で警報がでているみたいです。大きな災害がなければいいのですが・・・。
箱根の方は18:00の段階で823mmと記録的大雨のようです。
さて、今日のテーマは『膝痛の原因は周りに隠れてまくっている!』です。
病院でレントゲンを撮って軟骨がすり減っている。関節の隙間が狭くなっていると説明を受けたことがある人もおられると思います。
しかし、膝の軟骨がすり減って痛いというのは大きな間違い!というのは多く言われていますね。軟骨には痛みを感じる神経はありません。
では、何が痛みの原因になっているのかというと・・・
関節包
という関節を包む袋があります。この関節包には痛みを感じるセンサーがあります。
関節包や関節を支える靭帯には全部で4タイプのセンサーがあります。
その中でもタイプⅣのセンサーは関節を包む袋である関節包や関節付近の骨の膜、関関節にある血管の外壁などにくまなくあります。
このタイプⅣのセンサーは関節などの組織を傷つけるような刺激があるとそれを痛みという電気信号に変換し脳に情報を送っています。
このセンサーは異常が起きたときには反応しますが、正常のときは活動しません。
この関節包は動く関節に存在し、関節包は線維膜と滑膜と呼ばれる構造をしています。
では、膝関節周囲にどれだけこの袋があるのかというと・・・
- 前関節包
- 後関節包
- 外側関節包
- 後外側関節包
- 内側関節包
があります。
さらに関節包の内側にある滑液包は・・・14もの袋が存在するとされています。
この数は多いです・・・。
一個一個が炎症などを起こす可能性もあります。
- 膝蓋前滑液包
- 浅膝蓋下滑液包
- 深膝蓋下滑液包
- 前膝蓋滑液包
- 膝蓋上包
- 鵞足滑液包
- 腸脛滑液包
- 腓腹筋-半膜様筋滑液包
などなど。
これら一つ一つにセンサーが存在すると考えると膝痛を起こしやすい原因が考えられますよね。
それだけでなく、この関節包が硬くなり関節の動きを邪魔してしまうと機能障害につながります。
このように膝痛の原因となる関節包には痛みのセンサーが多くあります。そして、膝関節にはこの袋が非常に多く存在しているのです!!
P.S.機能障害を起こさせないためにも!あなたも関節から痛みの予防をしましょう!そして、痛みのある方は関節から改善をしてみてはいかがでしょうか?
滋賀県 草津【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたと共に痛みとみ向き合います。