腰痛の心理問題と予防対策
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今日のテーマは『腰痛の心理問題と予防対策』です!
「ただの腰痛だろ」みくびっていませんか!?
「たまに腰痛なるけどそんな心配いらないか」気をつけて下さい!
何故なら、当ラボに来られるどの方もぎっくり腰を何回したか・・・
皆さんよく覚えておられます。
ということは、それだけ腰痛が脳に与えるインパクトがデカイということです。
もちろん痛みというのは人間にとって最も不快な刺激になります。
ぎっくり腰などの痛みを発症すると、その体験からネガティブな感情や脅迫的な情報により悲観的な解釈を脳がしてしまいます。その情報が痛みや不安・恐れといった感情を抱いてしまいます。
痛みを回避するために体を動かす機会が減ってしまったり、再発の不安により運動を避けるようになったりと活動量が減少します。
そうすると機能障害や廃用性筋萎縮、うつ傾向といった負のスパイラルになります。
不安やストレスを感じると脳の海馬傍回というところが反応します。
うつ傾向やうつになってしまうと海馬が萎縮(痩せてしまう)すると考えられています。
腰痛で、不安が頭から離れないようにすることが一番大切です。場合によっては心理面のサポートも必要になります。
では!そんな腰痛を予防する対策はこんな感じで考えられています。
- 一次予防:現在腰痛がない人に対して、再発も含め腰痛を新たに起こさせない対策
- 二次予防:軽い腰痛の人に対して、重症化させない対策
- 三次予防:辛い腰痛ではコントロール可能なレベルに改善し再発を予防する対策
当たり前のようなことだけど、人間って不思議であまり重要視していないものです。
三次になって初めて意識をしてくれるもの・・・
少し古いですが、1985年には既に「腰へかかる負担に関わる問題」「心理・社会的問題」への対策を包括的、具体的かつ理解しやすい形で提案することが必要と言われています。
社会的問題に対しては、職場環境の見直しなどがあります。
このように社会をあげて腰痛を予防していくことが重要ですね!あとは、腰痛に対して正しい知識を持つこと!
P.S.もちろん機能障害を改善していくことも大切になります。動きやすい体作りをしていくことは楽しみへの第一歩になりますよ。
滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたとともに痛みと向き合います。