腰部脊柱管狭窄症が改善する2つの因子
from:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今日のテーマはこれ!
『腰部脊柱管狭窄症』
です。
北米脊椎学会議の診療ガイドラインでは、腰部脊柱管狭窄症を「腰椎において神経組織と血管スペースが減少することにより、腰痛はなくてもよいが、臀部や下肢痛がみられる症候群」と定義されています。
ということは腰痛がひどい!腰部脊柱管狭窄症だ!ということにはなりません。臀部から下肢への痛みがみられることの方が重要になります。
そのなかで、手術をしないで保存治療をした方の症状改善を左右する因子が2つあります。
- 神経根症状が主体
- 初期治療で改善が良好
であった方は、長期的に見ても症状がよくなるとされています。
ちなみに神経根症状とは、
脊髄から枝分かれして背骨から出る単一の神経を障害することで神経根症状がでます。
症状としては、主に臀部から足にでる痛み(片方のみにでることが多い)です。
長時間の立位や歩行、後屈により症状の増悪するという特徴があります。
もちろん、運動神経の高さに沿った筋力低下や感覚神経に沿った感覚障害があります。
こういった症状は出始めた段階で初期治療が大切となります。
運動療法や薬物治療が主に治療法となります。
PS:こういった初期症状の方は大変多いと思います。ですが、症状が軽いと思い様子見をする方も多いと思います。できる限り初期症状が出た段階で早めの治療をお勧めします!!そして、症状改善後も身体のメンテナンスは大切ですよ!あなたの身体を守るのはあなた自身です!
滋賀県 草津【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィスはあなたと共に痛みと向き合います。