コロナの肺炎には肺炎球菌ワクチン効かんぜよ!
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今日はちょっと腰痛・膝痛から離れてブレイクタイム。
んでもって、コロナウイルスに感染したときの肺炎について間違った解釈をされている方がいたのでお話を・・・。
『肺炎球菌ワクチンしてるからコロナウイルスでも肺炎には安心!?!?!?』
んんっ!?!?
ちょっと待って下さいね。
肺炎球菌ワクチンをしているからコロナウイルスによる肺炎にはならないと勘違いしていませんか?
細菌とウイルスは全く違いますよ・・・汗
できる限りわかりやすく説明します!
細菌とウイルスってどう違うのかというと、
細菌っていうのは細胞膜という膜に包まれています。
大きさは1〜5μmなんですが、、、
1mmの1000分の1(1μm:単位はマイクロメートル)になります。
とにかく小さいということだけはわかると思います。
私も想像の域を超えた小ささなので例え方がわかりません。笑
そして、この細菌ってやつは栄養や温度などの適切な環境があれば全く同じ細胞を細胞分裂で増やしていきます。
1つから2つ、2つから4つみたいに2倍、2倍になっていきます。
この細菌にもいいやつと悪いやつがいて、人間のお腹の中にはいっぱいいます。
菌と一緒に生きていると言っても間違いないと思います。
例として、
- 結核
- コレラ
- 梅毒
- 百日咳
- O157
- マイプラズマ肺炎
などがあります。
肺炎球菌っていうのは肺炎を引き起こす細菌によるものになります。
んで、この細菌って奴には病院で出される抗生物質で退治していきます。
ただ、抗生物質を無闇に使いすぎると細菌も耐性力を持つようになります。
薬剤耐性菌ってやつです。
肺炎球菌ワクチンっていうのは細菌から起こる肺炎を防ぐことが目的になります。
ここまで読んで、疲れてきました?
飽きていませんか?
私は、、、まだまだいけます!
続いてウイルスについて!
コロナで間違った解釈をしないためにも知ってる人も知らない人もこのまま読んでくださいね。
ウイルスっていのは、
まず、増え方がエグい・・・。
細胞を持っていないので細胞分裂はできません。
自分一人では増えることができないので、宿主を探します。
宿主の体に入れると「ラッキー」って感じで、宿主の体の中で宿主の力も借りて増殖をします。
宿主の細胞の中で自分の体の情報のコピーを作ります。自分の遺伝子を作っていき増やしていきます。
細胞が壊れるとそのウイルスが一斉に広がり、別の細胞に写り住みます。
これを繰り返しエグい増え方をします。
大きさは、ウイルスの種類によって変わります。
1μmの1000分の1(1nm:単位はナノメートル)
細菌なんて比べ物にならないくらい小さいです。
なので、とにかく小さい!としか表現できません。
このウイルスには、
- インフルエンザ
- コロナ
- おたふく風邪
- 風疹
- 麻疹
- 手足口病
と聞き覚えのあるウイルスがいます。
小さい頃に予防注射しましたよね?
私は、過去に大人になってから子供のおたふくをもらったり手足口病もらったりと地獄を見ました。
手足口病のとき唯一食べれたものが、赤いきつねオンリーでした。(すするのと同時にほぼ飲み込みました)
おかゆが痛くて食べれなかったです。
ウイルスに対抗するためには、遺伝子をチョチョイっと変えて症状が出ないウイルスを体に入れたり、弱らせたウイルスで抗体を作るなんて方法をとります。
発症すると、改善させる方法はなく対症療法になります。
コロナはウイルスであり、症状は同じ肺炎でも悪さをしている奴が違うため、肺炎球菌ワクチンは効き目がありません。
コロナへの新薬の開発が世界中で行われ始めています。
一刻も早く改善する方法ができるといいですね。
P.S.抗生物質飲めば一発よ!って思うかもしれませんが、悪い細菌だけでなくいい細菌にも影響を及ぼしてしまいます。近年では、不要な抗生物質が処方されているとされ、耐性菌が生まれてしまうという問題もあります。抗生物質に頼らず免疫力を高めていきたいですね!
長い文章を最後までお読みいただきありがとうございます!!
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