運搬仕事をするとき一番の腰痛予防は?

From:田中晃信

@Physio Lab.滋賀オフィス

 

仕事で重たいものを持ち上げる方、必見!?

 

今日のテーマは『運搬仕事をするとき一番の腰痛予防は?』です!

私も良く見かけるのですが、仕事で重たいものを持つときにコルセットや腰痛ベルトをしている男性は多いと思います。

労働による腰痛を予防する目的で、オランダでは25Kg以上の重いものは腰痛のリスクになるとされています。3Kgの重さは腰に問題がないとされています。

職場での腰痛を予防ために必要とされているのは環境です。

持ち上げ器具や作業場の高さを調整することが腰痛予防になるため、仕事をする環境が大切になります。

 

仕事となると、人間は多少キツイ環境でも仕事をするものだと思います。

実際にクライアントでも20Kg以上のものを持ち運びする仕事をしており、腰痛になって来られた方がいました。
話を聞いていると、高価なものであるためかなり神経を使う仕事でした。そんなものを20個も30個も運搬するのだとか・・・

 

その方は年齢も若く体幹トレーニングなどもしており、実際に筋肉質で引き締まった身体をされていました。

 

そんな方でも、ピキッとなって痛みが出だしたのです。それからは、向きを変えて仕事をしたりコルセットを付けて仕事を続けていたそうです。

 

痛みは改善しているにも関わらず、その1回の痛みで不安が強くなってしまったとおっしゃっていました。

コルセットが外しにくい状態になっていました。

腰痛予防に効果がなかったものとして、持ち上げ動作のトレーニング、腰痛ベルト、コルセット、雇用前のメディカルチェックは予防にはつながらなかったとされています。

コルセットの腰痛予防効果についての研究では、腰痛自体にも、休職にも効果がありません。持ち上げ動作の負荷の軽減にもコルセットや腰痛ベルトに効果がなかったとされ、有効性とは言えないと言われています。

 

そのため、重たいものを持つ仕事の場合は職場環境の改善が強く推奨されているのです。

腰痛の中で痛みが改善しても気持ちは不安になることはあると思います。ですので、少しずつ成功体験をしていくことが大切だと思います。痛みが出ないのを確認し、少しづつ回数を増やしていくなどの考慮をして不安を軽減していきましょう!

 

P.S.腰痛を繰り返さないためにも、身体の状態をチェックしてもらうことや動きの悪さを改善することが大切です!日々のケアをしましょう☆

滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたと共に痛みと向き合います。