理学療法士なんて知らない!?

from:田中晃信

@Physio Lab.デスク

 

あなたは理学療法士という人を知っていますか?

理学療法士の知名度は「リハビリの先生」という知名度の方が高いのではないでしょうか。

 

そのリハビリの先生はどんなお仕事をされていますか?

 

  • マッサージの人?
  • 訓練する人?
  • 病院にいる爽やかな人

 

印象はわかりますが、どんなお仕事をされているのか知らない方が多くおられると思います。

 

Physical therapy,Physio-therapyという言葉が理学療法と訳されますが、
Physicsという語源がもとであり、「物理的な」といった意味があります。

 

理学療法は物理医学(Physical medicene)を主体とした治療法となります。

 

物理医学とは、

熱(heat)、水(water)、電気(electricity)、機械的な力(mechanical force)、マッサージ(massage)、運動(exercise)などの物理手段を用いた疾病の診断と治療の専門分野という定義づけがされています。

このような物理医学をもとに身体への治療行為を行っていきます。

 

日本では昭和40年(1965年)に「理学療法士及び作業療法士法」が施行されました。

 

その中で理学療法士は、

 

対象:身体に障害のある者

目的:基本的動作能力の改善

方法:物理療法運動療法

 

とされています。そのため物理医学を用いて疾病の治療にあたり、動作の改善を図ることができるのです!

ある意味、理学療法士は身体の動き方を知っている専門家ということになります!

人の動き方を色々な相やフェーズに分けて、それに必要となる身体の動きの幅や筋機能、神経機構の働きなどを細かく見ていくことが出来ます。身体に足りない機能を補うことや機能の改善を図ることができます。

又、診断はしませんが、身体への測定・検査をしていき疾病に伴う症状や症候を考えていくこともあります。

 

世界ではもっと仕事の幅が広くなります。

WCPT(World Confederation for Physical therapy)の定義では、

理学療法は、身体的治療の技術および科学であり、運動療法、教育指導、温熱、寒冷、光線、水、マッサージおよび電気などを治療手段とする。治療目的の中には痛みの緩和、循環の増加、障害の予防と改善、力、可動性および協調性の最大回復がある。

理学療法は、神経支配と筋力の障害の程度を決定するための電気的・徒手的テスト、機能的能力を決定するためのテスト、関節可動域の測定、肺活量の測定を医師の診断補助とし、また経過を記録する目的として行うことを含む。

理学療法士は障害を予防し病人および障害者を社会復帰させるために働くとともに、予防医学においても活動的であり、臨床研究も行う。

とされており、簡単にまとめると

 

対象:健康な人から障害者

目的:障害の予防から社会復帰

方法:身体的治療技術(運動療法や教育指導、物理療法)

 

となります。

これらが、理学療法士の行っている仕事になります。

 

まさか病院でマッサージだけ受けていませんよね!?

理学療法士を少し知って頂けましたか⁇

 

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