【注意!】MASUZAPで心も体もリフレッシュ!?

form:田中晃信

@Physio Lab.デスク

 

頭がギンギンに冴えわたるという結果にコミットしました。

時間は10分程度と短時間で、スピードと負荷量が半端ないトレーニングです。
悔しいですが、全てのメニューを休まず行うことはできませんでした。

その内容が、、、

 

①クランチ(腹筋) ×100回

②バイシクル(斜め方向への腹筋) ×100回

③クランチ(腕クロスして腹筋) ×100回

④スクワット ×100回

⑤プランク(肘とつま先で支えてお腹を持ち上げておく) ×1分30秒

⑥プッシュアップ(腕立て伏せ) ×50回

 

これを2セット行います。重要なのはスピードです。MASUZAPは鬼のようなメニューでした。

 

終わったあとは体が『プルプル』で上手く動かない、、、
でも、頭は『シャキーン』となります。

気分は、、、【最高】ですね。

 

このように、スピードを重視することで筋への影響が変わります。

筋にはTypeがあり、TypeⅠTypeⅡとにわかれます。

 

TypeⅡ線維は速筋線維と言われ、早い動きに対して使用され、大きな負荷に対して強いのですが、数回の負荷にて筋疲労を起こします。
TypeⅠ線維は遅筋線維であり、ゆっくりとした動きに対して働き、筋持久力に富んだ筋となっています。

 

例であげると、

電車でつり革を持って立っているとします。

ずっと立って姿勢を保っているときに働いている筋はTypeⅠ線維が優位に仕事をしてくれています。
居眠りをしてしまい、膝がカクンと折れた一瞬に姿勢を戻す為に、早いスピードで姿勢を戻してくれる働きをするのがTypeⅡ線維となります。

 

歩いてる時も床反力に対し、骨盤を支えている中殿筋という筋があります。
この筋は踵を着いた足に体が移動する瞬間に骨盤が傾くのを防いでいます。

時間にすると、人間の一歩は数えてみても1秒に満たないくらいのスピードの動きになります。
その一瞬の床反力に対して骨盤を支えています。

 

これをトレーニングで考えていくと、片足立ちでトレーニングしても早い刺激に対して反応するべき筋は働かないため、中殿筋のTypeⅡ線維への刺激は少なくなります。

これでは、トレーニングになっていないということがわかります。

 

このTypeⅠ線維とTypeⅡ線維は各筋によって割合が変わります。もちろん全く一緒ということはなく、生活やスポーツなどで使う筋は大きく変わってきます。

トレーニングをする時には、こういった特徴を考慮しながら行っていかないといけません。

 

理学療法士は、ファンクショナルトレーニングを指導するときこの筋Type別での負荷を考慮して指導しなければいけません。

 

トレーニングをしている方も、ぜひ注意してトレーニングをしてみて下さい。
又、トレーニングで身体を痛めてしまわないよう十分注意してください。

 

 

 

PS:MASUZAPの効果は心理状態にまで大きな変化をもたらしますが、いきなりやるとOverworkになりますので十分注意してください。笑