腰痛改善アプリが主流に!?
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今日のテーマは『腰痛改善アプリが主流に!?』です!
知っていました?一生の間に80%が悩まされる腰痛。
この腰痛が及ぼす経済損失は3兆円に上ると東京大学、日本臓器制薬が発表しています。
この調査は全国の就労者1万人を対象に辛い不調や一ヶ月間で症状があった日数などを調べ出された金額になるそうです。
腰痛をわずらったまま仕事をすることで作業効率が下がってしまい、生産性が低下してた状態の損失になるそうです。
この問題に対応するべく法人向けに作られた、腰痛対策用のアプリがあります。アプリで社員の健康を維持しようという試みです。
アプリでその人の症状にあったストレッチを紹介し、デスク周りでも行える環境を整えていくことで、運動不足を解消し、生産性の向上を図るものだそうです。
10社以上の上場企業が導入され、ストレッチアプリは今後も注目されていくようです。
自分の健康を自分で守っていくことは素晴らしいことだと思います。
健康を維持し、生産性を向上することができたら3兆円という経済損失を減らすことができます。
ここで、一つ注意しなければいけません。
ただの腰痛だと思ってストレッチを続けていて、脊椎疾患を見落としてしまうということです。
腰痛の場合、ガイドラインにも書かれているように注意深い問診と診察が必要であり、重篤な脊椎疾患を見逃さないことが大切になります。
この脊椎疾患がのサインに危険信号というものがあります。red flagsというものです。
このred flagsを頭の片隅に置いてクライアントへの問診と検査を行います。
悪性腫瘍や感染、骨折など日常生活に危険性の高いものが含まれます。
腰痛を大きく3つに振り分けていきます。
一つ目に、
脊椎疾患の可能性がある腰痛
二つ目に、
神経症状を伴う腰痛
三つ目に、
神経症状のない腰痛
に分けていきます。
red flagsがある場合は、病院での血液検査や画像検査にて疾患の特定を行います。
神経症状がある場合には、徒手的な検査に加え、画像や侵襲的な検査を行いred flagsの有無も判断していきます。
神経症状がない場合は、非特異的腰痛とされ病院では4〜6週間の保存療法での改善が得られるのかを見ていきます。
このように、3つに分けた段階でそれぞれ違う方向での検査や治療となります。
腰痛を改善して生産性を高めることも、もちろん大切ですが、このように腰痛に隠れている危険な腰痛を見落とさないように気をつけて下さい!
P.S.ちなみに・・・筋肉を伸ばすストレッチだけでは改善しない腰痛が多くあります。ぜひ、関節機能障害を知って下さい。当ラボでは関節が原因となる痛みの改善ができます。
滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたと共に痛みと向き合います。