世にも奇妙な腰痛で前かがみ
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今日は『世にも奇妙な腰痛で前かがみ』です。
ギックリ腰でもそうですが、腰痛になると前かがみになる印象があると思います。
なぜ前かがみになるのかというと、、、
楽だから!
ですよね。
けれど、知っていました!?不思議なことに、骨の構造からすると、前かがみに弱い構造をしているって。
背骨の骨を見てみるとこんな感じ。
これは腰椎と呼ばれる腰の骨になります。
ブロックがいくつも積み上がって背骨になっているんです。
実は骨は強度を維持するように作られています。
- 皮質骨
- 海綿骨
という2つの構造に分けられます。
皮質骨は硬くて強い表面になっています。
海綿骨には隙間がたくさんあり血液と接しています。
海綿骨には骨梁と呼ばれる、蜂の巣のような形をしているんです。そして、荷重に対して適応する形になっているんです。
骨粗鬆症でやられていくのはこの蜂の巣構造がやられていきます。この骨の量が減ってしまいます。
骨量測るのはこれです。
本来は海綿骨は皮質骨よりも約10倍近く代謝を繰り返しているとされています。
骨が新しいものと古いものの入れ替わりをしてくれています。
骨の話になってしまいそうなので、タイトルに戻って・・・
この背骨一個の強度を見ると、背骨の前側はあまり強い構造にはなっていません。
背椎圧迫骨折ではこの前側が折れることが多く、ここの骨折を繰り返すと丸い姿勢になってしまいます。
前かがみというのは骨の構造上、不利な姿勢と言えるのです。
では、何故前かがみなんでしょうか!?!?
上下の骨に動きを作るのは関節の役割になります。
関節がカチッと動かなくなるのは伸ばしたときです。
少し屈む姿勢が関節が緩む位置になります。
関節の周りには痛みを感じるセンサーが多く存在します。
炎症や外傷を引き起こすと長時間にわたり、このセンサーが反応します。
この関節の緩む位置では、他からの刺激を少ない状態にさせてくれています。
前かがみになって痛みの刺激を減らして関節への刺激も減らした状態を保っていると考えられるのです。
当たり前のような話ですが、ようするに、、、前かがみが、
楽なのです!
けれど、不思議ですね、、、
骨の構造からは潰れて折れやすい方向の方が、姿勢が楽だなんて・・・
まだまだ、わからないことだらけで解剖や運動の知識が足りないと実感します。
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