腰が座らない!?

From:田中晃信

@Physio Lab.滋賀オフィス

 

今日のテーマは『腰が座らない!?』です。

これはどういうことかというと・・・

体の構造に変化をきたしてしまったものは変えられないのです。

 

クライアントの話を聞いていると、体に関する問題を考えるアドバイスが少しづつ見え隠れしていきます
「腰が座らない感じがする」

一見何気ない会話の中で出てくるので、聞き落としがちな一言だと思います。

 

しかし、この言葉には多くの意味が隠れていると感じました。

この方は、腰痛で長年悩んでおられ、自分の体のことを知ってもらいたいと多くの話をしてくれました。
前に屈むと手や肘で体を支えたくなる。

体が起きるときに痛みが出てくる。などなど・・・

 

自分で体を起こすことはできるのですが、支えが安定しません。

 

この方は腰骨の変形があります。

本来、5つの腰骨で前弯という弯曲を持っています。

完全に後弯してしまっており、これを改善することはできません。

 

 

形が変わってしまったものは、変えられないのです。

女性は、閉経後にホルモンが少なくなり骨粗鬆症になりやすくなります。
それに伴い、背骨の骨が外力によって折れやすい状態になります。

骨粗鬆症の薬には骨折にできる限りおちいらないようするという目的があります。

 

背骨の骨折が背骨の位置関係を崩してしまいます。
それにプラスして加齢に伴う影響も合わさります。

 

骨は体重を支える一つの土台になります。これも骨の機能の一つになります。

土台が不安定になってしまうと、動かされる関節も動きがズレやすくなってしまいます。

そして、骨や関節の動きが安定しないことによって、筋肉が働きにくい環境になってしまいます。

 

変形に伴う影響は大きいですが一概に変形と痛みはつながらないものです。

 

痛みが関節の機能障害から来るものであれば、改善することは可能になります。

 

 

形が変わってしまったものに対しては、外科での手術は一つの手段になります。
変形性疾患などは人工関節などで形を整えたり、不安定なものを固定する手術であったりと形が崩たものを改善することができます。

改善する一つ手段ではありますが・・・。

 

それなりの危険も伴うものだと思います。

 

体の問題を考える上では大切な要素ですが、腰が座らないを座るようにしていくことは難しい・・・

けれど、腰が座らないという問題と痛みは別問題!

 

P.S.緩くなってしまったものを元に戻す方法があるともっと強くなれるんだろうなぁと思っているところです。

滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたと共に痛みと向き合います。