やってはいけない腰痛改善方法
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今日のテーマは『やってはいけない腰痛改善方法』です。
腰痛にはストレッチをしたり、筋トレをしたりと勧められたことがありませんか?
他にも、運動をして下さいと言われたり・・・
そんな中、腰痛を改善するためにやってはいけない改善方法があるのを知っていましたか!?
やってはいけない腰痛改善方法を4つご紹介!
1.マッサージ
凝りが酷いからとマッサージに行ってほぐしてもらった経験がある人もいると思います。
腰痛だからマッサージを受けて凝りをほぐしたらいいなんて単純なものではありません。
本来マッサージの効果というのはむくみの改善になります。
痛いところを揉んでも改善しないのは、根本的に適応が違います。
しかし、「揉んでもらうと気持ちがいいから」「痛くないと効いた気がしない」など、気持ちの部分が改善の邪魔をしてしまうのです。
マッサージの後に激痛が走ってしまったり、余計に動きにくさを感じてしまうなんてことも。
更に、強く揉みほぐすことで内出血を起こし組織を痛めてしまったり、炎症を引き起こしてしまったりすることもあります。
一時的に腰痛が緩和されたような感じがしますが、それは間違いです。
人間は一番痛いという刺激を感じるようにできています。
そのため、強い痛みで腰痛がごまかされているだけなのです。
2.ストレッチング
ストレッチングで短くなった筋肉を伸ばせば良くなる!というのも良くある話です。
理学療法士が行うStretching-exというものがあります。
これは短くなった筋肉を伸ばす方法になるのですが、無理に行うと逆効果になります。
動きやすくなるイメージがありますが、実際には動きにくい体を作ってしまいます。
実際に、科学的な根拠があるものなのか研究されたものでは可動域の改善には効果がないとされています。
また、腰痛などの痛みに対しても短期的な効果もないとされています。
一般的に動かないと体固くなるということはありません。
むしろ強い痛みを我慢して筋肉を伸ばすことの方が悪影響を及ぼしてしまいます。
短い筋肉を無理に伸ばすことの弊害で、赤くなったり(発赤)、腫れてしまう(腫脹)を引き起こしてしまうこともあります。
3.筋力トレーニング
やるほど良いと思われる筋力トレーニングですが、これにも問題があります。
それは、腰痛がある時点で筋力は発揮できない環境になっているからです。
力が出せない状態で筋力トレーニングをしても筋肉が付くことはありません。
腰痛を我慢してトレーニングをしても筋肉が痩せていくということがわかっています。
痛みを引き起こすようなトレーニングは腰痛には禁忌なんです。
そして、腰痛では筋肉に攣縮が起こっているため筋力トレーニングではよけいに筋肉を縮めてしまう運動になるため痛みを悪化させる危険性があります。
4.牽引や電気などの物理療法
物理療法として牽引や経皮的電気神経刺激といった方法があります。
病院でよくある腰を引っ張ったり、電気を当てたりというものになります。
これは、腰痛のガイドラインにおいて腰痛患者において3週間の研究報告で効果がなかったとされています。
多くの病院ではすでに機器を置いていないとこもろありますが、現状としてはまだまだ行われているのが実際だと思います。
電気刺激においても、同様で痛みの改善には有効性がないと報告されています。
いかがだったでしょうか?
このように、今まで当たり前のように行われていた改善方法は実は1950年代から行われているものであったりします。
しかし、研究が進むにつれ効果がないと言われているものが多々あります。
そして、場合によっては腰痛には逆効果となってしまうことだってあります。
身体の回復を阻害してしまい害を及ぼすものも、、、
このような腰痛改善方法から一度離れて、自分の身体により良いものを見つけていくことも必要だと思います。
P.S.何が体に良いのかわからない!そんな時はPhysio Lab.滋賀オフィスにご相談下さい。
滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたとともに痛みと向き合います。