膝痛改善は筋トレから?
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今日のテーマは『膝痛改善は筋トレから?』です。
膝痛を改善するために、太ももの筋肉をつけることが大切だ!というのは言われていますよね。
実際に、椅子から立ち上がる時や座る時には太ももの筋肉である大腿四頭筋やハムストリングスなどの筋力は重要になります。
膝の筋力は年齢や性別が大きく関係しています。
70歳以上の高齢者は10代と比較してこれらの筋力が50%以上も低いなんて書かれている本もあるくらいです。
他にも、成人の前期から中期にかけて筋力低下が生じ、その後さらに大幅な低下が生じるといった報告もみられます。
その一方で、50歳までは筋力低下はほとんど生じないという内容もあります。
結局のところ筋力低下が起こるパターンについては一貫した見解がないということ。
しかし、痛みがある場合は力が出なくなるものです。
そしてこれを年のせい!にしてしまって諦めてしまう方もおられます。
老化→筋力低下→痛みというのは実は別の問題から起こっています。
多くの場合は逆で痛み→筋力低下→変形といった順序になってきます。
その多くの痛みの原因は関節機能障害が影響しています。
人ではきっかけがなかったり、ちょっとしたきっかけで痛みが出てきたりしてしまいます。
多くのクライアントを見ていく中で、痛みの改善をすることで筋力が発揮できるようになる方がほとんどです。
これって筋肉の問題ではなく痛みの問題ですよね。
ただ、痛みの期間が長いと筋肉が痩せてしまうということはあります。
筋肉に関しては、年齢にかかわらず筋力を強化していくことは可能という報告があります。
痛みが出ない状態を作った上で、大腿四頭筋やハムストリングスといった筋力を改善することができるということです。
この筋肉は関節の安定させる働きを持っており、痛みの予防にも効果的になります。
年齢に伴う筋力低下を遅らせることも可能であると考えられています。
このようにまずは、痛みの出ない体作りをしていき、痛みがない状態で筋力を強化していくことは大切です。
これも順番を逆にしてしまうと弊害を引き起こしてしまいます。
痛いのにトレーニングをしている方は非常に多くおられます・・・。
痛みを改善するためのトレーニングをするよりも痛みを改善してからのトレーニングに切り替えていきましょう!
P.S.自分で体を動かしてみて、硬さや痛みを感じませんか?ぜひ、一度チェックすることをオススメします!
滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたと共に痛みと向き合います。