「い」か「ハ」!?
from:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今朝はやくから、子供がひらがなの書き取り練習をしていました。
私は、小さいころから勉強が苦手で鉛筆も持つのが嫌いだったので「賢いなぁ」と感動していました。
その姿を賢い賢いと思いながら、後ろからチラリとのぞくと、
ハってらっしゃい
ハってきます
んん!?
「い」の形が「ハ」になってる⁉
子供はそんなことも気にせず次々書き取りを進めていきます。
うちの6歳の娘は今のところ数字の方が得意で文章や文字は苦手な方だと思います。
ですので、字の形が崩れていてもおかまいなし!!
やっぱり気になり「い」の形を練習しました。何回やっても「ハ」の形。
形の特徴を線を引いて教えると特徴は少しづつ覚えます。
「こんな特徴があってー」と言いながら書くのですが、空白のところに書くと「ハ」に、、、
線を引いてあげると「い」の形にもどります。
どうやら、形を意識するきっかけがないと柔らかいタッチができないらしく、空白には全力で真っすぐの線を書いてしまうのです。
練習すること10分、、、
ようやく「い」が書けるようになりました。
人間は間違ったものでも、間違っているという認識はしていないことがあります。
これでいい!と子供も思っていたはず、、、
私たちが施術者が腰痛や膝痛で来たクライアントに施術するときも同じだと思います
- マッサージすれば良くなる
- 牽引すれば良くなる
- 筋トレをすればよくなる
- 筋肉を伸ばせばよくなる
- 湿布を貼ればよくなる
- 痛み止めを飲んでいればよくなる
こういった間違いはよくあることだと思います。
マッサージでは主に静脈やリンパに対してむくみの改善に用いられます。
牽引では急性・亜急性・慢性に関わらず、単独治療としての持続または間欠牽引は、有効である可能性は低いという研究データもあります。
筋トレでは痛みがあると行えません。痛みを避けるように逃避性の反応が起こるので負荷をかけられません。
ストレッチは気持ちがよい程度ならまだしも、我慢して伸ばすことで筋線維に損傷を起こしてしまいます。
などなど、、、
推奨グレードである指標でも
【信頼性,妥当性は不明確であるが,一般的に使用されているもの】
とされています。
関節の動きを良くする技術を使うことで、動きの改善にともなって痛みがなくなるという経験を多くしてきました。
私は、自分が行ったことで何が変わったかのを見て、それを伝えるようにしています。
患者さんやクライアントの協力があり、適応を見極めて技術を選択できなければ、改善につながりません。
このように間違っていても、良いものだと思っていないか?
もう一度自分自身に問いかけることで見直しが必要ですね。
PS:子供の「い」が「ハ」に戻らないか経過を見ていきます。笑
自分もそうですが、すぐに忘れてしまうので、、、後輩からも「すぐ忘れる」と怒られることがあるので、欠点がわかっても治すのは難しいものですね。
これを読んでもらったあなたは、痛みでお困りではないですか?
滋賀県 草津市のPhysio Lab.滋賀オフィスでは【腰痛】【膝痛】痛みの根本改善ができます!一度ご相談下さい!!