良い姿勢を取りたいあなたは腰痛⁇
from:田中晃信
＠Physio Lab.滋賀オフィス
姿勢を良くしないと腰痛になると思う方が大半だと思います。
実際に不良姿勢が身体に悪循環を起こすと言われていますが、綺麗な姿勢をしていても腰痛がある人っていますよね⁇
私は、正しい姿勢を取り続けることはできないと思います。
1978年に国際整形災害外科学会から出された「整形外科医からのあなたにもできる健康10訓」の中に
- 健康は正しい姿勢から…(これは健康の基本)
と書かれています。他にも色々書かれているのですが、1番に姿勢の話が出ています。
でも実際に正しい姿勢を取り続けることって難しいですよね？
日常では、必ずといっていいほど頭を下げて仕事をしたり、前かがみで作業をする時間がほとんどです。
それに、椅子に長時間座って背筋をピーンとはしておけないですよね。
身体は常に圧力のかかる位置を変えながら姿勢を保っていますが、仕事などの関係で長時間悪い姿勢に耐えることもあると思います。
そして、人間の身体は重たい物を持ち上げる構造をしていません。ですので、身体は多くのストレスに耐えながら生活をしています。
特に、日本人は構造上や生活様式上腰痛になりやすいとされています。
ですので、正しい姿勢をとることよりも、不良姿勢が長く続かないことや背骨にかかる圧をしっかりと抜いてあげることが大切になります。
じゃぁ姿勢のいい人で腰痛持ちの人はというと･･･
病院でレントゲンを撮っても骨に異常がなかったり、MRIでも原因がわからなかったりします。
何が原因かというと、うまく機能が使えていないということが考えられます。
画像上異常はないけど、実際関節を動かしてみても動きが悪かったりします。
身体が固いと感じる。それは筋肉の伸びがなくなっているのではなく、関節の動きが悪くなっていることがほとんどです。
ですので、関節の動きを変えないと筋肉は伸びません。
何故なら、関節の機能は動きの幅を作っているものだからです。動かすのは筋肉ですが、動かされるものが動かなければ筋肉の機能が使えないからになります。
そうなると姿勢が良くても腰が痛いという結果が起こってきます。
私はこう思うんです！！
常にいい姿勢よりも取りたいときにその姿勢をとることができる！
それが機能的で良い姿勢になるのではないでしょうか⁉
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