【危険!】バクテリアが引き起こす腰痛
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
感染症!それも新型と言われたらドキッッとしますね。
中国中部の方で、新型コロナウイルスにより肺炎とニュースになっています。
新型の肺炎と言われるものを目にしましたが、新型の肺炎って何や!?
と疑問に思い・・・。
症状としては、急に起こる重症な呼吸器症状や発熱、せき、肺炎や呼吸困難を引き起こすようです。
人から人への感染が確定しているわけではなさそうですが、可能性は高いようで厚生労働省は今まで通りの感染対策をしっかりとするようにとのことです。
このコロナウイルスに対抗するワクチンはないため対症療法が一般的に行われるようです。
ウイルスは怖いですね、、、
ウイルスとは違い細菌による背骨や腰骨への影響により腰痛を引き起こすものがあります。
そこで、今日は『細菌と腰痛』というテーマで話をしていこうと思います。
細菌による腰痛では、化膿性脊椎炎や結核性脊椎炎といったものがあります。
どんな細菌が悪さをするのかというと、、、
黄色ブドウ球菌や結核菌という菌になります。
この菌が血液にのって背骨や腰骨に行ってしまうことで、背骨が炎症を起こしてしまいます。
炎症を起こすだけでなく、背骨の軟骨などの骨破壊が起こってしまいます。
場合によっては細菌によって膿が溜まり別の場所に影響を及ぼすこともあります。
これらの脊椎炎に続いて、続発的に股関節に膿がたまり腸腰筋膿瘍(ちょうようきんのうよう)という状態になってしまうことがあります。
発熱や痛みを伴う歩きにくさ、背中やお腹、股関節の痛みを引き起こしてしまいます。
これらの原因が細菌であるため、改善する手段としては抗菌薬の投与があります。結核菌の場合は抗結核薬での投薬になります。
場合によっては、背骨の破壊などが進行してしまい脊髄を圧迫することもあります。
この際は、運動麻痺が起こってしまいます。
このような危険性が高い場合は手術の適応になります。
手術で背骨を固定するといった手段も用いられることがあります。
P.S.細菌やウイルスといったものは身近にあるもので、目には見えないものなので怖いものですね。感染症ではダラダラと長く熱が出ます。他にも食欲不振や体重減少などがある場合は病院へ受診するようにして下さい!
滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたと共に痛みと向き合います。