腰痛と炎症
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今日のテーマは!『腰痛と炎症』です。
腰痛にも色々な種類があります。
腰痛症、腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、腰椎圧迫骨折、強直性脊椎炎、化膿性脊椎炎、がんなどなど・・・
腰痛には多くの原因があります。その中には原因不明の腰痛もあります。
30代に入ると骨密度の低下が少しづつ起こります。
女性では閉経後に骨密度の低下がはやくなり、骨折の危険性や変形性腰椎症などのリスクが高くなってしまいます。
年齢による変化には、筋・骨格系にも問題を起こします。
関節周囲の組織の弾性が低下して固くなることにより、損傷しやすい状態となります。
この状態が続くと関節の表面が上手く動いてくれないことにより物理的な刺激が関節にかかってしまいます。
腰痛症は原因不明であることが多く、こういった問題はレントゲンには写らないことがあります。
背骨に炎症が起こることで痛みを誘発することだってあります。
炎症の原因には、
- 物理的刺激
- 化学的刺激
- 循環障害
- 感染
- 自己免疫反応
があります。
物理的刺激には温度や圧力、摩擦、紫外線、化学的刺激では、キノコの毒素、ヘビの毒などがあります。
循環障害は、動脈の血流や静脈の貯留があり、感染においては、ウイルスや細菌、寄生虫といったものが体で暴れ出したりします。
あと、自己免疫反応はアレルギーなどが挙げられます。
炎症の徴候には
赤くなる、熱を持つ、腫れる、痛みという症状があります。
自分の手で体を強く叩くと赤くなるのは炎症によるものになります。
そのまま叩き続けると腫れて、熱を持つようになります。
腰痛に関しては、腰の関節に同じ刺激が繰り返し起こることで摩擦係数が高くなります。
摩擦が起こるところには熱を持ちます。
こういった状態が続き、関節の機能が低下してしまいます。
年齢と共に固くなってしまう関節周囲の組織の動きをよくして、関節を守っていくことが大切になります。
関節機能障害を予防・改善するため、関節の機能を知ってる専門家に体みてもらってはいかがでしょうか?
腰痛の改善と予防をしていきましょう。
P.S.急性炎症と慢性炎症は少し違いがあるって知ってました?今後、ブログで違いとかも話してけたらします。腰痛は国民病と言われるくらい多くの方の悩みになっています。ならないというのは難しい話ですが、減らすことはできるのでは!?と思います。
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