背骨がすべる!?腰痛3種類

From:田中晃信

@Physio Lab.滋賀オフィス

 

今日のテーマは『背骨がすべる!?腰痛3種類』です。

脊椎分離症脊椎分離すべり症変性脊椎すべり症これ背骨がすべってしまう3種類です。

分離症、分離すべり症では腰の骨にある椎弓と呼ばれる場所が疲労骨折してしまうことで起こってきます。
この腰の骨が骨折をして前と後ろで別れてしまった状態を分離症、別れてしまった前側が前にすべっている状態を分離すべり症と言います。

主にスポーツなど部活をしている10歳代の男性に起こりやすいとされ、日本人男性の約8%に見られるそうです。
成長期のスポーツ選手の腰痛の原因30〜40%を占めると言われています。

 

腰痛・臀部痛といった痛みや足への放散痛が起こることもあります。他には感覚障害、神経症状を呈することもあります。

もし、誰かと一緒にいるのであれば!
これで検査をしてみて下さい。ただし、怪我がないように注意して下さい。
無理やりやったり、普段していない人が急にやると痛めてしまう可能性があります。

  1. 体を後ろに倒す
  2. 左右に傾ける
  3. その姿勢で体をねじる

この姿勢を作ってもらった時に、お尻から足の先に向けて放散する痛みが出ないか調べてみて下さい。
※痛めた!って言われても自己責任でお願いします!

もし、放散痛があるのであれば、一度病院で検査をしてもらって下さい。
神経根症状が出ている可能性があります。

 

成長期に過剰なスポーツは疲労骨折につながります。無理やりはやめましょう。

 

ではもう一つの、変性脊椎すべり症はというと。

これは腰の骨が前後で分離していないにも関わらず、腰の骨が前にすべってしまう状態です。主に、40歳以上の女性に多く、加齢やホルモンの影響があると考えられています。

この場合、腰痛に加えて神経症状が起こってきます。

4番目の腰の骨に起こることが多いとされています。

 

分離症、すべり症、変性すべり症では腰痛を伴います。分離症では神経根症状はあったりなかったりしますが、すべり症では神経根症状が出てきます。

 

関節の動きが悪くなることでも腰痛になります。
腰の関節は、動きが小さくてストレスがかかりやすいとされ、機能障害を起こしやすい構造であると言えます。

関節機能障害が及ぼす影響は痛みや神経に沿わないしびれといった症状を体に起こしてしまいます。

 

P.S.関節機能障害は改善していくことができます!!

滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたとともに痛みと向き合います。