有痛性疾患で最も多い腰痛
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今日のテーマは『有痛性疾患で最も多い腰痛』です。
骨や椎間板、靭帯といった身体の構造から起こる腰痛というのは割合は少ないんです。
約80%は関節の機能が問題で腰痛が起こるとされています。
腰痛で病院に行くとレントゲンを撮りますが、問題が見つからない、もしくは問題が見つかっても痛みと関係ないことがほとんどなんです。
本来は、画像検査よりも先に、身体の所見を優先して確認するべきものです。
一緒に簡単な2つの検査をしてみましょう!
- つま先に向かって手を伸ばして、腰痛があるのか確認する
- 体を後ろにそって、腰痛があるのか確認する
このように前・後で腰痛が出るのかを確認してみて下さい。
もし前に手を伸ばしたときに腰痛がある場合は、前屈障害型になります。
後ろにそった時に腰痛があった場合は、後屈障害型となります。
このように、2種類のタイプに分けることができます。
このように前屈障害型と後屈障害型のタイプで改善方法が変わってきます。
関節の動きの障害を別の方法でも確認することで施術で動かす方向が違います。
ごく稀に、検査とは別の動きをすることで改善する方もいますが、少数で全体の1〜2割程度になります。
関節の動く幅というのは数ミリ〜数センチと少ないのですが、関節の中で動くものが数ミリでも足を広げる動きは大きく変わってきます。
数字は少し忘れてしまいましたが、、、
股関節では関節の中が1ミリでも動くようになる事で足を広げる角度が5°変わるとされています。
ちょっと忘れかけてます・・・
40歳以後に腰痛になる危険性が高くなるのには、靭帯や関節包といった組織の伸張性が低下してしまったり、関節の潤滑機構に問題が起こりやすかったりなどが考えられます。
身体の固さがあると腰痛の危険性も高くなってしまいます。
特に背骨の動きが少なく、固い状態のままでいることにより腰痛になりやすくなります。
腰痛になった時の改善方法として、牽引や腰痛体操、コルセット、痛み止めが多く用いられます。
しかし、これらの改善方法は対症療法で根本改善するものではありません。
腰痛体操は予防に、コルセットは改善効果はありません。
このように腰痛を根っこから改善するには背骨の関節の動きの障害を改善していくことが必要になります。
P.S.関節機能障害の改善をして腰痛をぶっ飛ばしませんか?
滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたとともに痛みと向き合います。