話題のニュース⁉

from:田中晃信

@Physio Lab.滋賀オフィス

 

最近のニュースで、東京都の病院で透析中止による患者が亡くなったという問題がありました。

 

腎臓病で人工透析を受けている方は、血液中の不純物(尿素など)や水分などを取り除くために血液の通り道を人工的につくります。これをシャントと呼ばれ、腕に人工の血管をつくります。

 

問題となった患者は腕のシャントが潰れ、紹介された病院から首の血管からシャントをするか透析を中止するかと選択をしなければいけないような状態だったみたいですね。

 

病院勤務時代は人工透析をされている方の治療に入ったことがあります。血圧が下がったり、気分が悪くなり嘔吐することもありとても大変だとおっしゃっていました。透析の回数にもよりますが、透析のために遠方へ外出することが少なくなってしまいます。

 

人工透析を受けないという同意書があったと言われていますが、透析中止し後の入院中も「透析を受けようか」と発言するところを聞いた医師もおられるようです。

 

医療機関で働いているとある日突然、足が動かなくなったり、意識がもどってもどういう状況なのか把握できなかったりと生活が一変します。

私たちも精神面のサポートももちろんですが、患者さん自身が選択をしなければいけない状況ではとても悩んでおられます。特に若い方はもちろんです。

 

意思が揺らぐことは必ずあると思います。

 

何が正しくて何が正しくないのか、わからないことだらけだと思います。

 

ですので、

医師病気についてしっかりと説明をする必要があると思います。

理学療法士動作について話をしてサポートしてく必要があると思います。

看護師は生活の中で自分で管理することを教えていく必要があると思います。

 

そういった各職種の特徴を生かして治療で能力の低下を出来る限り少なくし、サポートをしていくことが医学的リハビリテーションの一部分だと思います。

 

さて、人工透析で腎臓病の話があったので少し、、、

 

腎障害を起こすと関連痛として腰痛がでることがあります。

背中の皮膚に痛みがあることがあり、

内臓の痛覚線維が刺激されたときに皮膚線維が同時に刺激され、内臓痛があたかも皮膚の痛み(感覚過敏)となることがあります。背骨の胸椎10番~腰の骨の1番にかけて痛みが知覚される可能性があります。

急性の状態でなければ限局した痛みというよりも脇腹や鼠径部にも痛みが放散されることが多いです。

 

腹筋のスパズムが生じる可能性が高く、押してパッと放すと反跳痛があることがあります。

 

よく医療系のテレビドラマでも見る光景かも、、、

 

ただ腰痛お腹のスパズムだけでは、腎臓病とはなりません。

 

その他の所見として、

発熱悪寒、尿回数増加の有無、血尿、急性時は吐き気や嘔吐、体位変化では軽減がみられない

などの所見がないかを確認し、痛みの持続時間なども確認します。

 

これらの所見がうかがえるようであれば、医療機関での検査をしっかりしてもらうよう勧めることがあります。

 

腰痛だけど、尿回数や血尿の有無などがなければ別の問題があるのではないかと考えています。

 

Physio Lab.メインオフィス所長は問診しながら色々な問題を考え、消していく作業と、客観的な所見をきっちりととります。近くで見ていると問診だけでサーっと疾患の特徴を説明していくので、、、

理想的ですね。

 

注意!医師ではありませんので!

 

PS:自分もそうなっていけるように頑張らなければ、、、道のりはまだまだ遠いですね。笑

 

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