腰痛で筋肉緩める薬飲んだら?
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今日は少し目線を変えて腰痛の話をします。
腰が痛くて病院に行きどんな薬をもらったことがありますか?
何種類かある方もおられるかもしれませんが、筋肉の張りを抑える薬の筋弛緩薬をもらったことがある人もおられると思います。
聞き覚えのある方はこんな薬の名前ではないでしょうか?
- テルネリン(チザニジン)
- リンラキサー(クロルフェネシンカルバミン酸エステル)
- ミオナール(エペリゾン)
これらの筋弛緩薬は主に鎮痛薬と一緒に処方されます。単体で薬が出されることはあまりありません。
筋弛緩薬は副作用は少ないと言われますが、
- ふらつき、めまい、眠気、脱力感
- 吐き気、食欲不振、腹痛
- 発疹やかゆみ
といった副作用が出る可能性があるとされています。
副作用は少ないといっても人によっては強い眠気を感じてしまう人もいます。
筋肉の張りは、脳からの指令が脊髄神経を通り筋肉に伝わるとされています。
この筋弛緩薬は、主に脊髄や筋肉に作用して筋肉の凝りや張りを緩める働きをもっています。
本来筋肉の凝りや張りは何か原因があってでてくるわけですよね?
例えば、脳梗塞などの病気に伴う筋肉の張りや凝りの異常が起こっているならわかります。
でも、原因が今ひとつはっきりしない腰痛症などでは、どうでしょうか?
原因がはっきりしていないのに筋肉の凝りや張りがある。
筋肉を緩める薬を飲んで緩める。
症状としては楽になるはずだと思います。
しかし、原因が治ったわけではありません。
私が知る限り、関節機能障害を起こしていると筋肉の凝りや張りが出現します。
そして、薬を飲んでも変わらない方が多くおられます。
そのため、薬の量が増えしまったりすることもあります。
もし、薬を飲んでも体が鉛のように重たくて自分の体じゃないみたいな感じがしたり、筋肉が張る、凝るといった症状があれば関節機能障害が隠れている可能性があります。
人工関節などの手術後から動けなくなっていった場合なども可能性があります。
P.S.関節機能障害を知らず、悩んでいる方は多くおられます。当てはまるなと思ったら一度ご相談ください。
滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたとともに痛みと向き合います。