筋と痛み~腰痛の悪循環~

from:田中晃信

@Physio Lab.滋賀オフィス

 

いってらっしゃいスティーブン☆

本日は、骨模型のスティーブンが不在です。

滋賀のピアザ淡海で開催されているPhysio Lab.の研修会に出張しています。

 

東大阪から所長が来られ、理学療法向けに技術の研修会を一日行っておられます。

 

私は、当ラボで仕事です。

 

いつもある骨模型がいないと広く感じるのはいいのですが、インスタ写真の要因がいないのでどうしたもんか、、、

あと関節の動きの説明が口頭や本になるので困ります。

大役を任せているので頑張ってくれているでしょう!

さて、本日のテーマは『筋と痛み~腰痛の悪循環~』です。

そもそも筋線維には分類があります。

その中でも、代表的な筋線維の分類として、Ⅰ型、ⅡA型、ⅡB型、ⅡC型に分けられます。

この分類というのは、pHの変動を基本として分けられているそうです。

Ⅰ型:遅筋(抗疲労)

ⅡA型:速筋(抗疲労)

ⅡB型:速筋(易疲労)

主に筋の機能としては3つあり、

  1. 収縮
  2. 弛緩
  3. 協調

という機能を持っています。

これらの筋は変換能に富んだ器官であり、物理的な刺激や薬、加齢によってさまざまな筋線維のタイプ変化が起こります。

 

疼痛による筋線維の変化はⅠ型の筋線維の萎縮が起こるとされています。痛みを伴うと長い時間働くことのできる筋が痩せてしまいます。

 

他にも関節機能障害との関わりとして、

Ⅰ型の筋線維が乏しいと持久性を必要とするパフォーマンス課題で疲労を起こしやすくなるため、負荷の増加から関節を守ることができなくなる可能性が高いとされています。

Ⅱ型の筋線維に乏しいと突然の負荷に反応する能力が減少し、関節への負担を増大させ、関節への負荷の増加が考えられるとされています。

こういった関節への負担を防げないことにより関節機能障害を引き起こす可能性があるとされています。

 

たとえば腰痛がある人は、腰を支えている筋肉である多裂筋が痩せてしまいます。
研究データの中では、腰痛があると多裂筋が86%萎縮するというデータもあるくらいです。

 

そうなると、
痛みに伴うⅠ型の筋線維が痩せる

疲労を起こしやすくなる

負荷の増加から関節を守ることができなくなる

痛みが助長されてしまう

関節の破壊につながる

 

たかが腰痛でもこういったも悪循環に陥る可能性は十分に考えられます。

 

 

PS:痛みの早期改善は非常に大切になります。外傷や骨折でもそうですが、身体におこる出来事が大きいほど治るのに時間がかかります。痛みを放置しないようにしましょう。

 

滋賀県 草津【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィスはあなたと共に痛みと向き合います。