9割が知らない腰痛改善の罠

From:田中晃信

@Physio Lab.滋賀オフィス

 

本日は、、、『9割が知らない腰痛改善の罠』です。

もし、あなたが今の改善方法に納得しているのであれば今回のブログは読まないことをお勧めします。
今すぐ、これ以外のブログに進んで下さい。

気になり、読み進めるという人は心して読み進めて下さい
不快な気持ちになるのではなく、こういうデータもあるのか・・・という感じで組み取って頂けると幸いです。

 

病院で行われる腰痛改善の方法として手術があります。
本当に手術を受けると腰痛は改善するのでしょうか?

そもそも85%が原因不明と呼ばれる腰痛がある中で、手術が功を奏すのは非常に数が限られると思いませんか?

腰痛の評価にOswestry Disability Index(以下ODI)という指標が用いられています。
このODIは全部で10個質問に対し答えてもらうことで重症度を判断する内容となっています。

どんな項目かというと、

  1. 痛みの強さ
  2. 身の回りの動作
  3. 物の持ち上げではどんな状態か
  4. 歩行について
  5. 座ることについて
  6. 立っていられるのか
  7. 睡眠状態
  8. 性生活での痛みがあるのか
  9. 社会生活(仕事以外のプライベートでの状態)
  10. 乗り物での移動での痛みの状態

この10項目を調べることで、重症度がわかるものになります。

 

腰痛改善のための背椎固定術は優れているとされていますが、、、

実際は、背椎固定術をした群手術をしていない群を比較するとどちらともODIは減少し有意差はないとされているんです。

そのため、背椎固定術群と非手術群では優劣をつけることはできていないのです。
そして、成功率は35%しかないとされている物もあります。

必ずしも、手術で痛みが改善するとは限らないのです。

 

体重が重い太り気味であったり、長期間の痛み止め服用者ではさらに可能性が低くなるとされています。

これだけでなくもう一つ・・・

 

それは・・・
費用です。

腰痛の軽減効果が手術と非手術で有意差がない状態では、手術の方が費用がかかってしまうのです。
要するに背椎固定術では運動療法などに比べると費用対効果が劣っているということになります。

 

復職に関しては、、、
手術の方が早いと言われる文献も存在しますが、手術と非手術群で有意差はなかったとされている文献の方が多くみられています。

 

手術で必ず腰痛が出ないとも限らない。
手術後、数年立って痛みが再発してしまう可能性も高いというデータもあるんです。

 

筋力(足首が全く上がらない)や反射・感覚障害に加え膀胱直腸障害がある場合は生命に関わることがあります。
そういった場合は手術が本当に必要になります。

これらの症状がないにも関わらず痛みだけで、手術には注意が必要です。

 

体の状態に合わせて、本当に必要なものを選択できることが健康を守っていく上では大切だと思います。
もちろん関節や筋・筋膜に対しての施術だけでも不十分なことはあります。

しかし、非特異的腰痛など原因がわからない状態であるならばPhysio Lab.滋賀オフィスの出番だと私は思っています。

 

P.S.手術では適応を間違えないことも大切です。今後も、不要な手術を防ぐために正しい知識を提供していきます!

滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたと共に痛みと向き合います。