膝痛が脳に影響するって本当!?
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
今日は少し怖いニュースをお届け、、、
あまり想像しないような影響がある、、、
そう、、、膝痛には!
今日のテーマは『膝痛が脳に影響するって本当!?』です。
膝と脳、一見関係のない身体のパーツでも2019年に行われた調査でこんな関連があると発表されました。
2019年に大阪大学、順天堂大学、Mcgill大学が共同に研究をしました。
その研究は、膝痛・腰痛と認知症発症との関連性についてです。
極論!痛みは脳を変える!
どんな内容なのかというと、
14,627名の方を膝痛と腰痛のあるなしで分けて、それぞれ3年以内の認知症発症との関連を調べました。
そのうち298名が認知症を発症し、
65〜79歳で膝痛がある人は、痛みがない人に比べるて認知症の発症が1.73倍高いという結果になりました。
さらに、膝の痛みで定期的な歩行習慣(毎日30分以上)がない場合が認知症の発症リスクが高いという値が出されたそうです。
腰痛では、80歳以上の年齢にも関わらず、認知機能は維持され、発症の危険性が低い可能性があるということがわかりました。
この65歳以上の14,627名は身の回りのことが難しい方や認知症の治療中である方、ケガや脳卒中などがある方は除いているそうです。
この調べでは、膝痛と認知症の関係があるかもしれないと考えられ、そして歩く習慣が認知症の発症の危険性を下げる可能性があるかもしれないという結論でした。
痛みがなんらかの形で、脳に影響を及ぼしているということになりますね。
これは別の研究ですが、
実際に痛みがある人の脳を調べると脳の灰白質と呼ばれる部分が痩せているということがわかっています。
膝と脳、腰と脳。
一見関係なさそうに見えて、深い関係がありますね。
昔は、脳が全ての臓器の司令塔と考えられていました。
今は各臓器が情報を交換しあいながら助け合っていると考えられています。
このように科学が進歩することで、多くの繋がりや影響を知ることができますね。
P.S.やはり、どんな形であっても痛みの改善と、運動機能の改善は多くのものから体を守る術になりますね。膝の痛みは放置しないでフィジオラボにご相談下さい!
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