腰痛の画像と身体所見のズレ
from:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
7/26に大阪である研修会の講師をしてきました。
人前で話すのは苦手意識があります。そして、言葉で伝えることの難しさ、、、
相手に話をしていて自分の理解が浅いことや、言葉がうまくでてこなかったりとそんな場面ばかりです。
でも、改めていろいろな意見やアドバイスがあります。言葉を正しく使わないといけないと改めて教えていただきました。治療技術でも苦手なところなども指摘していただけました。
多くの方の協力に感謝ですね。
Physio Lab.滋賀オフィスでも理学療法士向けに実技の練習・講師をしたり学問の話を少し伝えたりしています。
少人数ですが毎回緊張しながら、間違えていなか心配になりながらやっています。
心配していても間違いだらけなのでもっと勉強せぇって話ですが。
さて、今日のテーマは
『腰痛の画像所見と身体所見』です!!
日本の腰痛患者数はゆうに1000万人を超えると言われています。
日本人の10人にひとりが感はという計算になるそうです。そうなると国民病と言っても過言ではないですね。
腰が痛くて治らないという方は、整形外科に受診をすると思います。
しかし、整形外科での痛みや痺れは、レントゲンやMRIに写る「異常」に基づいて診断されることがほとんどです。この画像所見で異常がみつからない場合は原因不明とされてしまいます。
ですが、中には異常があっても症状が全くないという方もいます。
脊柱管の狭窄やヘルニアなどの画像所見があっても身体所見や主観的徴候(痛みや痺れ)が全くないのです。
この場合は基本的に治療の必要性がありません。
もちろん逆もあります。
画像所見では全く異常がみつからないにも関わらず、身体所見では痛みや痺れを自覚している方です。
このように画像所見と身体所見が一致しないケースは多いとされています。
ということは、異常が写っても必ずしも原因がそこにあるとはいきれないということです。
基礎医学でも解明されていないが臨床医学では改善ができることがあります。
腰痛においては85%は非特性腰痛(原因が明確でないもの)と言われるように原因を確定することが難しいとされています。腰においてはまだまだ謎が多いということがわかります。
PS:こういった研究をどんどん進めていくことで、手術が必要な人にだけ行われる、不要な人にはそれに合う治療が行われるようになっていくといいですね!
滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィスはあなたと共に痛みと向き合います。
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