O脚、X脚の基準ってなに?膝痛は関係ある?
From:田中晃信
@Physio Lab.滋賀オフィス
滋賀県の最低気温が10度を下回る日が増えてきましたね。朝晩の冷え込みがきつくなってきました。
日中も肌寒い日がありますね。
暑がりには丁度いい気温です。
さて、今日のテーマは『O脚、X脚の基準ってなに?膝痛は関係ある?』です。
皆さん、O脚、X脚って知っていますよね?
何を基準にO脚、X脚と判断していますか?
理学療法士の方はもちろんわかりますよね?
病院でお医者さんに言われた、整骨院や接骨院でO脚と言われたという方も多いのではないでしょうか?
もともと、生まれてすぐの新生児や幼児の時期はO脚を呈しています。成長とともにこのO脚は減っていきます。
3歳になる頃にはX脚になり、その後6〜7歳までに成人と同じ程度の位置となります。
成人120名を対象にレントゲンを用いた研究では、成人はごくわずかX脚であったとされています。
太ももとスネで脚の角度をみることでO脚なのかX脚なのかを判断することができるんです。
太ももの中心になる線とスネの線を見ると、太ももに対して、スネが5〜10°外を向いているのが正常範囲だと言われています。
それ以上に外に向いてしまっている場合はX脚とされます。
逆に太ももに対して、スネが内側を向いてしまっている場合はO脚とされています。
しかし、この太ももとスネの位置関係は腰や股関節、足関節の状態によって大きく左右されます。
O脚だからX脚だから膝が悪いとは限らないということです。
腰、股関節、足関節の向きや方向によって膝にかかる荷重の異常によって機能障害を引き起こしてしまうというケースがほとんどなのです。
膝関節に変形が起こることで、さらに異常な力が関節に加わり変形がさらに進行するということが明らかになっています。
関節の状態を整えて動きの障害が起こりにく状態を作っていくことは痛みの改善には必須になります。
O脚だから、X脚だから膝痛を引き起こしていると思ってしまいがちですが、それは大きな間違いです。
関節の変形と痛みの度合いは一致しないとされています。
関節機能障害をしっかりと予防、改善して自分の健康を守りましょう!
P.S.O脚、X脚が気になる方は、ぜひ一度検査しにきて下さい★もしかしたら本当のO脚、X脚ではないかもしれませんよ。
滋賀県 草津市【腰痛】【膝痛】痛みを根本から改善するPhysio Lab.滋賀オフィス。当ラボはあなたと共に痛みと向き合います。